米映画監督の入国拒否=四川大地震手抜き工事問題のドキュメンタリーを撮影―中国

Record China    2009年9月4日(金) 17時48分

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2009年9月1日、米紙ニューヨークタイムズは四川大地震のドキュメンタリー映画を撮影した米国人監督2人の中国入国ビザ申請が却下されたと報じた。写真は四川大地震で倒壊した北川中学。

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2009年9月1日、米紙ニューヨークタイムズは四川大地震のドキュメンタリー映画を撮影した米国人監督2人の中国入国ビザ申請が却下されたと報じた。

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ビザ発行が拒否されたのは米ケーブルテレビネットワーク局・HBOに勤めるジョン・アルパート氏とマシュー・オニール氏。昨年5月、四川大地震被災地を取材して映画「怒れる親たち」を撮影した。四川大地震では多くの学校が倒壊し子どもたちの命が失われたが、いわゆる「おから工程」と呼ばれる手抜き工事ではなかったかとも指摘されている。同作は手抜き工事問題を疑う親たちの姿を映し出している。

ニューヨークタイムズによると、ビザ申請却下の理由は明らかにされていない。監督を招待した第4回北京独立映画祭の主催者側は、監督が参加できないことは残念だがプロデューサーは参加し映画も上映されるとコメントしている。

北京大学国際戦略センターの余万里(ユー・ワンリー)副教授は、映画の視点と解釈が中国人民の感情を傷つけるものになったと指摘し、ビザ申請却下はそれなりの理由があるもので主権国家の有する権利だとコメントした。(翻訳・編集/KT)

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