2009年9月2日、香港の大御所歌手アンディ・ラウ(劉徳華)が先月末に既婚の事実を明かしてから、そのニュースがファンや芸能関係者に与えた波紋はいまだに消えることがない。アンディをはじめとする香港の男性4大歌手「四大天王」のうち、3人は不惑を超えた現在でも独身を貫いていると思われたのだが、アンディに続きレオン・ライ(黎明)にも既婚の事実が発覚、早くに家庭を築いていたジャッキー・チュン(張学友)も含め、既婚者は3人になることがわかった。中国新聞社の報道。

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アンディとレオンの2人が既婚の事実を隠したのは、家族をマスコミから守り、ファンにショックを与えないようにと配慮したためと思われるが、ここへきて「大ウソつき」のレッテルを貼られてしまった。

そんな中、13年前に結婚して子宝にも恵まれ、円満な家庭を築いているジャッキー・チュンに「最も誠実な男性」の称号が与えられている。96年に女優のメイ・ロー(羅美薇)とロンドンで結婚し二女を設け、その事実を隠すことなく公表した姿勢に改めて好感が集まっている。なぜなら、当時の香港の芸能界では、人気芸能人がイメージダウンや人気下降を恐れ、結婚しても表向き「独身」を貫くことも珍しくなかったからである。

ジャッキーの場合、イメージが下がるどころか、すっかり「よき夫、よきパパ」の印象が定着している。歌にたびたび家族への思いを込めているほか、娘を学校へ送り迎えする姿がキャッチされており、それでも本人は「夫としてまだ60点、父としては70点、もっと家庭に重きを置かないと…」と謙虚に語る姿が好感を集めた。ジャッキーは家庭生活のプライバシーと、現在の家庭重視のライフスタイルが侵されるなら芸能界を引退しても構わないと宣言している筋金入りの「満点パパ」なのだ。(翻訳・編集/愛玉)