加速する高齢化社会、60歳以上が人口の16%に―香港

Record China    2009年9月3日(木) 23時22分

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1日、香港では60歳以上の高齢者が人口の16.2%の約113万人に上り、高齢化問題が深刻になっている。写真は香港。

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2009年9月1日、中国新聞社によると、香港紙「文匯報」は香港の高齢化問題が深刻であると伝えた。

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香港政府統計処は08年6〜8月の期間、1万戸の家庭および老人ホームに入所する4100人を対象に、高齢者の人口や健康状態などに関する調査を行った。60歳以上の高齢者は約113万人で、4年前に比べ14.6%増加、人口の16.2%を占める。大部分は家族との同居だが、いわゆる独居老人も12.7%に及ぶ。70.4%が長期療養者であり、うち62.5%が高血圧を患っている。老人ホームに入所している高齢者は5万8000人で、4年前に比べ3.5%増加した。

老人ホームに入所していない高齢者のうち、90.3%は子どもが香港で生活しており、95.2%に個人収入がある。収入の平均は3300元(約4万5000円)で、収入源は子どもからの生活援助か政府の高齢者手当。13.7%に当たる13万8700人が仕事を持っており、サービス関係や販売などに従事している。

また、老人ホームで暮らす高齢者のうち、97.1%が長期療養中であり、うち59.1%が高血圧を患っていることも分かった。入所年数は平均4.3年で、96.2%が高齢者手当や傷病者手当を受け取っている。入所費用は月平均4200元(約5万7000円)で、入所者の17.8%は6000元(約8万1600円)を超えている。(翻訳・編集/小坂)

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