Record China 2009年9月2日(水) 5時6分
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8月31日、広東省検験検疫局が発表した統計によると、年に1度実施される輸出用家電の抜き取り検査で約50%が不合格になっていたことが分かった。写真は広東省の家電製造工場。
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2009年8月31日、広東省検験検疫局が発表した統計によると、年に1度実施される輸出用家電の抜き取り検査で約50%が不合格になっていたことが分かった。広州日報が伝えた。
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そのうち大部分が安全性に直接関わる項目で不合格となっていた。質の問題が原因で返品される輸出用家電は毎年3000ロット前後。金額にして1億ドル(約93億円)を超えるという。広東省には家電メーカーが2000社以上あり、年間の輸出量は30万ロット、90億ドル(約8400億円)以上に上る。
同省は中国全体の家電輸出量の半分を占める「家電王国」だったが、金融危機や原材料費の高騰などにより窮地に陥っている。そのため、一部の中小メーカーはコストを抑えるため、質が劣る部品や原料を故意に使用し、製品全体の質を落とす結果を招いている。だが、同局によれば、同省からの輸出用家電の大半は発展途上国や東欧向けで受け入れ側の要求もそれほど高くない。それが、こうしたメーカーの不法行為を増長させる原因にもなっていると指摘された。(翻訳・編集/NN)
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