高齢化社会10年、最初の増加ピーク近づく―中国

Record China    2009年8月27日(木) 14時34分

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26日、中国は高齢化社会に突入して今年で10年になるという。高齢者人口の増加において、近く最初のピークを迎えようとしている。写真は中国の高齢者。

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2009年8月26日、中国は高齢化社会に突入して今年で10年になることがわかった。高齢者人口の増加において、近く最初のピークを迎えようとしているという。吉林省長春市で同日に開催された「全国18都市老年大学第10回工作討論会」で発表された。新華社の報道。

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全国高齢委員会弁公室の呉玉韶(ウー・ユーシャオ)主任によると、中国は現在、高齢化が急速進行期にあたる。高齢者人口の増加は現在、年平均にして311万人だがこれが800万人にまで到達する見込みであるという。一人っ子の親世代(編集部注:一人っ子政策は30年前、79年に開始)が高齢者となれば、少子高齢化はさらに加速していく。都市部では「空巣家庭」と呼ばれる子供不在の家庭(独居老人の世帯など)が世帯の49.7%に達している現状だ。

呉主任はこの状況に対し、高齢者の啓蒙が急務だとしている。なお、現段階では全国で3万6000か所の老年大学(高齢者向け教育施設:文化講座や運動科目などのプログラムを受講できる)や老年学校が設置されており、その受講者は410万人を数えている。(翻訳・編集/愛玉)

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