2009年8月11日付の中国新聞社によると、中国国家工商行政管理総局は10日、「流通過程における食品の安全監督管理弁法」を公布した。タレントなどの有名人が、問題のある食品のコマーシャルなどに出演して消費者に被害・損害を及ぼした場合は、食品メーカー経営者と連帯して責任を負うことを明確に規定した。

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同法では、誇大広告や食品による病気予防・治療効果を謳うことを禁じた。また、食品安全管理部門・食品検査機構・食品業協会・消費者協会などが特定の食品を推薦することも禁止した。さらに、社会団体やその他の組織が広告などを通じて消費者に食品を推薦し、消費者が損害を被った場合、当該組織は食品メーカー経営者と連帯して責任を負う、と定めている。

さらに、1）法で定められた食品原料以外を使用して製造した食品、2）認可された食品添加物以外の化学物質やその他人体に害を与える物質を添加した食品、3）回収した食品を原料とした食品、4）食品安全基準に適合しない栄養成分の補助食品、5）病死・原因不明の死などによる鳥類・牛・ブタ・その他の家畜、魚介類などの肉およびその肉を原料とする製品、6）動物衛生監督機構の検疫を得ていない、または検疫で不合格となった肉および肉製品、などについて禁止した。

罰金・罰則については、違法に製造した食品の総額が1万元（約14万円）未満の場合、2000〜5万元（約2万8000〜70万円）の罰金、総額が1万元以上の場合は総額の5〜10倍の罰金とし、悪質な場合には許可証を剥奪すると定めている。（翻訳・編集/HA）