Record China 2009年8月7日(金) 14時37分
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4日、地域の環境や生活、文化を破壊しないはずのエコツーリズムだが、生態環境への影響が懸念されている。写真は武夷山の川下り。
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2009年8月4日、羊城晩報によると、中国でカヌーやラフティングが人気となっており、夏のエコツアーの目玉としても注目されている。しかし、地域の環境や生活、文化を破壊しないはずのエコツーリズムだが、生態環境への影響が懸念されている。
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中国でラフティングが開始されたのは1980年代。当初は自然の水流での川下りが可能だったが、近年ではほとんどが人工的に水量をコントロールした環境でのラフティングになっているという。ラフティングは大量の水流がなければできず、水を堰き止めたり、ダムの水を放水するなどの方法をとらなければ、ラフティングがいつでもできる環境は維持できないと業界関係者は話す。広東省広州市にほど近い避暑地・南昆山でも全長11km、高低差198mのラフティングが観光の目玉となっているが、ここでも堰き止めた水を流すことでラフティングに必要な急流を人工的に作り出しているという。
ある環境専門家は、水を堰き止めたり意図的に放水することが環境に影響を与えることは間違いないと指摘し、旱ばつや洪水を引き起こす可能性も否めないと話す。また、水を堰き止めることで、産卵のために遡上してきた回遊魚が絶滅してしまう恐れもあるという。(翻訳・編集/岡田)
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