Record China 2009年8月4日(火) 11時16分
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7月31日、「中国式環境保護は超功利主義」と題した論説を中国紙が掲載した。写真は上海の公園内に建設されたソーラーシステム。
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2009年7月31日、中国紙「環球時報」が華東師範大学社会学部に所属の学者・趙之豪(ジャオ・ジーハオ)氏による「中国式環境保護は超功利主義」と題した論説を掲載した。
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趙氏は、「中国政府主導の一連の環境保護キャンペーンは、『こうしたら儲かる』『こうすれば節約できて得をする』といった趣旨のものばかりだ」と苦言を呈した。また、「政府が唱えるスローガンに『節約は価値を生む』とあるが、我々は経済的利益を目的として環境保護に乗り出すのか」と反問した。
同氏は、「利益がないなら環境保護などしない」という考えがすでに国民に根付いており、空き瓶価格が高騰時には必死で瓶を回収していた人々も、価格暴落とともに平気で瓶をポイ捨てするようになる」と嘆く。利益追求の典型的な例が、わずか数年で採り尽くされた貴重な漢方薬材「冬虫夏草」だと言う。
同氏は中国と欧米の環境保護意識をこう比較した。「欧米人は我々と違う。欧米人にとって自然は『人類の自然』であり、自然と人類は運命共同体だ。自然は利用対象ではなく、人類の伴侶なのである。今の中国式環境保護は、うわべだけの流行でしかない。中国の環境保護事業の道はまだまだ遠い」。(翻訳・編集/本郷)
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