政府がマフィアと結託?!地下勢力摘発強化を目指すも実質的効果は乏しく―中国

Record China    2009年8月2日(日) 7時11分

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7月30日、中国共産党中央政法委員会はこのほど「地下勢力打倒推進に関する活動意見」を発表、各地域の関連機関にマフィアなど地下勢力の摘発を強化するよう求めた。写真は人民大会堂。

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2009年7月30日、BBCによると、中国共産党中央政法委員会はこのほど「地下勢力打倒推進に関する活動意見」を発表、各地域の関連機関にマフィアなど地下勢力の摘発を強化するよう求めた。

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中国の地下勢力は長期間にわたり勢力を拡大しつつあり、その力は地下経済のみならず政治分野にまで及ぶようになったという。活動意見は地下勢力が共産党内部に浸透し与党としての地位を揺るがすことを防がねばならないと強調している。

米国在住の中国政治評論家・陳破空(チェン・ポーコン)氏はBBC中国語サイトの取材を受け、地下勢力の勢力拡大は3つの背景に基づくものと指摘した。第一に過度の商業化が強調されるあまり地下勢力の経済分野への進出を許したこと。第二に法制度などの未整備がつけ込む隙を与えたこと。さらに政府と異なる意見を持った人物の排除などで政府自身が地下勢力の力を借りている実態が地下勢力の拡大を許しているという。

政府は地下勢力摘発を進めるとの姿勢を示したが、世論が監督する制度を欠き、また法制度の未整備や政治権力との結託という問題が解決されない以上、実質的な効果をあげることは難しいとあるアナリストは分析している。(翻訳・編集/KT)

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