在日中国人のコミュニティ、SNS経由が主流に―日本華字紙

Record China    2009年8月2日(日) 14時52分

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7月31日、海外生活において同じ母国語、同じ生活環境、同じ生活習慣を共有する同郷の仲間を求める在日中国人は、主にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じてコミュニティを広げていることがわかった。写真は中国で人気のSNS・開心網。

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2009年7月31日、年々増加し続ける在日中国人だが、海外生活を送る彼らにとって同じ母国語、同じ生活環境、同じ生活習慣を共有する同郷の仲間は、やはり欠かすことのできないもの。日本国内にも大小さまざまの在日中国人コミュニティが存在するが、現在、彼らが主に交流の媒体として利用するのはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)であることがわかった。日本の華字紙・中文導報のコラムより。

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SNSはインターネットを通じて社会的交流を広げるサービス。99年に留学生として来日した李暁東(リー・シアオドン)さんは当初、言葉が不自由なうえにクラスメートが韓国人ばかりで友人ができず、人生初めての孤独を味わったという。しかし数か月後に同郷の友人と知り合うと、生活は一変した。彼の紹介でアルバイトを見つけ、課外時間はバイトに精を出し、時には彼と飲んだり語らったりして気分転換をし、みるみる生活が充実していくのを感じたという。「やはり、何らかのグループ、コミュニティに所属するということは大切なんだ。それは帰属感、安心感、そして心の健康を与えてくれる」と李さんは語る。

李さんが語るまでもなく、何らかのコミュニティに参加することは非常に大事である。それは情報収集、相互利益(互いの助け合いなど)、精神的満足感の3点において必要なこと。中文導報の取材では、来日した中国人留学生が従事する最初のアルバイトは、50%が友人の紹介・口コミ経由で見つけているという。こうした互助的な需要から、近年は在日中国人のコミュニティが雨後の筍のように林立しているが、自身の日本生活を成功に導くためには、1)どのようなコミュニティをつくり、2)どのようなコミュニティを選び、3)どのようなコミュニティに参加するのかをきちんと見極める必要がある。規模が大きすぎず、全体をまとめるリーダー役が明確なコミュニティを選ぶとよいようだ。

自分自身の属性や志向に合ったコミュニティを即座に、手軽に探すことを可能にしたのがSNSである。中国でも日本にやや遅れる形で、昨年あたりからSNSの一大ブームが巻き起こり、現在では10数件以上のSNSが存在するとも言われる。年齢・性別・出身地・職種・趣味などの共通項を簡単にふるいにかけ、自分にぴったりのコミュニティがすぐに見つかると評判だ。SNS上では「ビーチでバーベキュー」「ラフティング体験」「グルメ会」などさまざまなイベントが毎日のように立ちあげられている。SNSのユーザーである関(グアン)さんは、「SNSで知り合った人は(友人の友人を介して交友が広がる形式なので)、安心感がある。実は今の彼ともSNSで知り合ったんです」と笑みをこぼした。(翻訳・編集/愛玉)

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