次世代iPhone紛失の社員自殺、海外で「企業秘密は人命よりも大切か」と会社批判相次ぐ―中国紙

Record China    2009年7月25日(土) 17時19分

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2009年7月24日、環球時報は海外メディアがiPhone新モデルのサンプル機紛失の従業員自殺事件についてアップル社に批判的な報道を行っていると伝えた。写真は広東省深セン市のフォックスコン社屋。

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2009年7月24日、環球時報は海外メディアがiPhone新モデルのサンプル機紛失の従業員自殺事件についてアップル社に批判的な報道を行っていると伝えた。

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16日未明、台湾系大手のOEMメーカー・富士康(フォックスコン)に勤める孫丹勇(スン・ダンヨン)さんが広東省深セン市の自宅マンションから飛び降り自殺した。孫さんは会社から預かっていた第4世代iPhoneのサンプル機のうち1台を紛失したことで会社から取り調べを受けていたことが明らかとなっている。友人とのチャット記録には「(調査は)人生で最大の恥辱」と書いており、取り調べが自殺の引き金になった可能性が指摘されている。

米フォーブス誌は「次世代iPhoneの秘密は中国人エンジニアの死を招くほど重要なものなのか」と皮肉り、23日付ロイターは「自殺事件はアップル社の秘密の文化を暴いた」と指摘した。またロイターによると、中国のみならず欧米のネットユーザーも事件に強い関心を寄せており、アップル社は金儲けばかりを追求して従業員への配慮がないなどと強く批判されているという。

批判はフォックスコンにも向けられている。米コンピューターワールド誌は、同社が3年前にも従業員に厳しい待遇を強いている、いわゆるスウェットショップ(血汗工場)問題で批判されたことを指摘した。(翻訳・編集/KT)

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