中国最大の砂漠の湖、数十年以内に消滅か―陝西省

Record China    2009年7月25日(土) 11時29分

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24日、黄河流域に位置する中国最大の砂漠の湖「紅[石咸][シ卓]」が数十年以内に消滅する恐れがあることが分かった。同湖は絶滅危惧種であるゴビズキンカモメの生息地としても知られている。写真は01年に撮影されたロプノール湖。

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2009年7月24日、黄河流域に位置する中国最大の砂漠の湖「紅[石咸][シ卓]」が数十年以内に消滅する恐れがあることが分かった。同湖は絶滅危惧種であるゴビズキンカモメの生息地としても知られている。新華網が伝えた。

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陝西省神木県で開催中の「紅[石咸][シ卓]湿地とゴビズキンカモメを守るための国際フォーラム」に参加した国際湿地保全連合(WI)中国事務所の陳克林(チェン・コーリン)主任によれば、「紅[石咸][シ卓]」に流れ込む河川の水量がダム建設などの影響で少なくなっているため、湖の水量が減り、自浄能力も低下している。中国では1962年に新疆ウイグル自治区のタリム盆地にあったロプノール湖が完全消滅しているが、陳主任は「第2のロプノールになる可能性が高い」と警告する。

「紅[石咸][シ卓]」は陝西省と内モンゴル自治区の境目に位置する淡水湖。1970年代から90年代まで湖水面積は約6700ヘクタールあったが、今世紀に入ってからそれが急速に減少。近年は毎年20cmずつ水位が下がっているという。(翻訳・編集/NN)

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