<皆既日食>観測に熱狂の日中のファン、でもインド人には不吉の前兆?―中国紙

Record China    2009年7月22日(水) 16時37分

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22日、中国と日本は皆既日食に熱狂しているが、インドではこれを不吉だとする人々が少なくないという。写真は22日に杭州市で観測された皆既日食。

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2009年7月22日、中国や日本で皆既日食が観測されたが、中国紙・環球時報は海外の報道を紹介しながら、中国と日本は熱狂しているがインドではこれを不吉だとする人々が少なくない、と報じた。

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韓国紙・朝鮮日報の報道によると、中国では古くから日食を「自然災害や皇帝の死去など不吉の予兆」だと信じられてきたが、観測地などでは「500年に1度の天空ショー」としてこれを祝う空気に包まれている。1814〜2309年の約500年間に、これほど完全な皆既日食を観測する機会はないだろうとみられているためだ。

同紙によると、最高の観測地となった上海には大勢の観光客が押し寄せ、地元にとって大きな商機となった。上海浦東税関によると、20日の時点ですでに、ドイツ、英国米国など10数か国から1万人以上が上海入りした。これに乗じて朝食付き2800元(約3万8000円)以上の宿泊プランもあらわれたが、すぐに予約でいっぱいになったという。

日本メディアも、日本人で初めて国際宇宙ステーションに長期滞在している若田光一さんの話題で宇宙人気が高まるなか、今回の皆既日食への注目度はかつてないほどに高いと報じている。

米ニューヨークタイムズと朝鮮日報はそれぞれ、インドの8.5億人に上るヒンズー教徒のうち、日食はラーフ(Rahu)とケトゥ(Ketu)という名の魔物が太陽をのみ込むことによって起きると信じている人々が少なくない、と伝えている。また、AFP通信は、インドの占星術師が「皆既日食は世界各地で暴力や混乱が起きる予兆だ」と警告している、と報じた。(翻訳・編集/津野尾)

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