「トランスフォーマーになりたかった」、ガソリン飲み続けた少年が知能障害に―四川省

Record China    2009年7月21日(火) 0時48分

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18日、「トランスフォーマー」のキャラクターに憧れた14歳の少年が親に隠れてガソリンを飲み続けて依存症になり、知力低下に見舞われていることがわかった。写真はトランスフォーマー。

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2009年7月18日、「トランスフォーマー」に出てくるキャラクターに憧れ、ガソリンを飲んでパワーを得ようと思った少年が親に隠れて5年間もガソリンを飲み続け、すっかり依存症になり知力低下の症状も起こしているとして病院に送られた。19日付で「華西都市報」が伝えた。

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ガソリン依存症に陥ったのは四川省宜賓市興文県に住む14歳の陳くん。子供の頃は成績優秀で賢かったが、2004年に「トランスフォーマー」を見てからはガソリンに興味を持つようになり、母親がやっている雑貨屋からガスライターをくすねては中身のガスを吸い始めた。これを両親に見つかった彼はこっぴどく叱られ、今度は家のオートバイからガソリンを抜いて吸うようになった。

これに気づいた両親は、夜になるとオートバイを家の中にいれて鍵をかけた。それからは家や店のガソリンやライターが無くなるようなことがなかったため、すっかり安心していた両親だが、今年2月に近所の住民から「おたくの息子がよその家のバイクからガソリンを盗んでいる」との苦情が寄せられた。この頃には500mlのペットボトル2本から3本分のガソリンを飲んでいるところも目撃されたため、息子を病院に連れていくことにした。「なぜガソリンを飲むのか?」との質問に彼は「パワーが出るから」と答えたという。

陳くんを診察した医師は彼を「ガソリン依存症」と診断。簡単な足し算や引き算もできなくなったことについては、ガソリンに含まれる鉛によって大脳が損傷を受け、記憶力と理解力に著しいダメージが生じたと説明。同医院は専門チームを組んで陳くんの治療にあたるという。(翻訳・編集/本郷)

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