Record China 2009年7月17日(金) 9時3分
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14日、中国は現在、都市の規模が大きければ大きいほど立派だと錯覚する「規模崇拝症」に陥っていると報じられた。写真は北京の中央ビジネス地区(CBD)。
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2009年7月14日、中国紙・北京科技報は、中国は現在、都市の規模が大きければ大きいほど立派だと錯覚する「規模崇拝症」に陥っていると論じた。
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中国社会科学院が発表した「都市藍書」によれば、07年末現在、中国の100万人を超える「特大都市」は計118都市。06年と比べ、都市人口は1673万人増えた。同紙は、中国の多くの都市は「規模崇拝症」に陥っているが、最近行われた中国で最も住みにくい都市ランキングでは北京や上海などの「特大都市」が軒並み上位を独占したと指摘する。北京は1949年の建国以来、街の大きさは4.9倍に増えたものの、行政や雇用などの経済機能は全て市中心部に集中。人口は密集し、高層ビルが立ち並ぶ。その結果、市中心部は深刻な交通渋滞と大気汚染に悩まされるようになった。
清華大学の呉煥(ウー・ホアン)教授は、中国の各都市は規模にとらわれるあまり、地方独特の良さをどんどん失っていると指摘する。例えば北京の古い路地裏「胡同」は、49年の建国時には7000か所あったが、80年代には3900か所、今では毎年600か所の速さで消失している。呉教授は、「古都・北京の風情は完全に消え失せ、そのうち香港やシンガポールとなんら変わらない街に変わってしまうだろう」と警告している。(翻訳・編集/NN)
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