クレジットカードブーム到来!昨年の発行枚数60%増、違約増加の懸念も―中国

Record China    2009年7月17日(金) 10時22分

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14日、香港メディアはこのほど、中国でクレジットカードブームが起きていると伝えた。カード発行数は2ケタ成長し、10〜15年以内に日本を超えるとみられている。

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2009年7月14日、環球時報によると、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は13日、中国でクレジットカードブームが起きていると報道した。金融業界の予測によると、中国では今後10年でカード発行数が2ケタペースで増加すると見られている。

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コンサルティング企業・KPMGの調査担当者は「経済成長や人口から判断すると、中国本土におけるクレジットカード発行数は、現在の成長ペースでいけば10〜15年以内に日本を超える」とみている。また、米調査会社ニールセンの報告によると、07年のアジア・太平洋地区のクレジットカード支払い額は約1兆3000億ドルに達し、世界全体の約30%を占める。また、中国本土では昨年、クレジットカード発行数は57.7%増の1億423万枚、デビット機能付きキャッシュカードの発行数も18%増の16億5800万枚となった。

カード数の増加とともに違約の増加が不安視されるが、KPMGの担当者は「中国本土は貯蓄率が高く、カード利用者は貯蓄を超えた額の利用はしないため、米国とは異なり、必ずしも違約にはつながらない」と話す。交通銀行太平洋クレジットカードセンターの蒋偉森(ジアン・ウェイセン)氏も「違約率は現在の2%から激増することはないだろう」とみている。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、クレジットカード産業指導規定を公布、過度のカード使用がないよう消費者に呼びかけることをカード各社に求めた。蒋氏は「過度なカード会社の競争や詐欺などについては注意を払うべきだ」と話している。(翻訳・編集/小坂)

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