Record China 2009年7月15日(水) 13時22分
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14日、日本の華字紙は、日本の各界で活躍する在日中国人の姿を紹介した。日中双方の考え方や習慣を熟知する彼らが、新たな市場を生み出していると指摘している。写真は昨年中国で実写ドラマ化された「網球王子(テニスの王子様)」のポスター。
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2009年7月14日、華字紙・中文導報は、日本の各界で活躍する在日中国人の姿を紹介した。日中双方の考え方や習慣を熟知する彼らが、新たな市場を生み出していると指摘している。
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資生堂・中国事業部で働く華黛臨(ホワ・ダイリン)さん(28)は福建省出身。中国向け化粧品ブランド「ピュアマイルド」の責任者だ。同ブランドは人口500万〜600万人前後の地方都市に住む一般女性がターゲット。資生堂といえば中国では都市部の富裕層に人気の超高級ブランドだが、手頃な価格の新ブランドを強化し、市場の開拓を狙う。日本の大学と大学院でマーケティングを学んだ華さんに対する、同社の期待は大きい。
広西チワン族自治区から来た孫欣(ソン・シン)さん(22)は東京アニメーションカレッジ専門学校(新宿区)に在学中。「卒業後は日本のアニメ界に就職したい」と言う。関係者によれば、日本でアニメを学ぶ中国人留学生は全国で少なくとも数十人に上る。広州出身の丁冰(ディン・ビン)さん(27)はプロの漫画家。中国で権威ある賞も受賞したほどだが、角川グループホールディングスの招きで日本に研修にやって来た。8月から日中双方の読者向けに連載を開始する。
日本の人気漫画「テニスの王子様」が昨年、中国で実写ドラマ化され大ヒットした。仕掛けたのは広告大手アサツーディ・ケイ(ADK)海外ライツグループ主任の陳[王韋](チェン・ウェイ)さん(45)。日本のアニメに対する規制が厳しい中国で、原作側ともうまく調整し、新たな娯楽作品として送り出した。「日中双方の考え方や習慣をすり合わせると、新たな市場が生まれる。それこそが私のやるべきことだ」と陳さんは語っている。(翻訳・編集/NN)
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