肥満児童が1200万人、一方で栄養不足の子も多数=栄養面でも格差歴然―中国

Record China    2009年7月9日(木) 9時41分

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6日、中国の肥満児童は1200万人に達し、世界の肥満児童のうち13人に1人が中国人であることが分かった。一方、栄養不良による疾病率も10.6%に上り、極端な2極化が新たな社会問題となっている。写真は河北省で開講した夏休みダイエットスクール。

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2009年7月6日、中国経済週刊は中国の肥満児童は1200万人に達し、世界の肥満児童のうち13人に1人が中国人であると報じた。一方、栄養不良による疾病率も10.6%に上り、極端な2極化が新たな社会問題となっている。

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5月20日の「中国学生栄養デー」に発表された「中国児童と少年の栄養と健康に関する報告2009」によると、中国の肥満児童の数は1200万人に達し、日常の脂肪摂取量は中国栄養学会が推奨する総エネルギー摂取量の30%を超える35.9%に上った。朝食をとらない、ファーストフードを頻繁に食べる、運動不足が主な原因とされている。

一方、国務院婦女児童工作委員会と中国児童聯合が共同で発表した「中国10都市の6歳以下の子供の健康調査」によれば、6歳以下の子供の栄養不良による疾病率は10.6%、極度な栄養不良による疾病率は5.36%。3歳以下の栄養不良率は20%以上に上った。

こうした状況の改善を図るため、先月26日、上海で中国初の児童臨床栄養センターが発足した。小児科の医師や若い保護者向けに正しい栄養知識を広めていくことが主な目的とされている。(翻訳・編集/NN)

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