中国人は政治の質問ばかり、陳前総統の拘置所も観光スポットに―台湾

Record China    2009年7月4日(土) 13時27分

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3日、中国本土からの観光客は台湾の政治事情に高い関心があり、陳水扁前総統が収容されている拘置所などが人気スポットになっているという。写真は1月、拘置所からメディアに向かって手を振る陳前総統。

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2009年7月3日、台湾紙「中国時報」によると、中国本土からの観光客は台湾の政治事情に高い関心を寄せているという。陳水扁(チン・シュイビエン)前総統の豪邸や現在収容されている台北市郊外の拘置所が、中国人観光客の人気スポットになっている。中国新聞網が伝えた。

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陳前総統は在任中に機密費を私的に流用した疑いなどで、最高検に身柄を拘束されている。中国人観光客も今後の動向が気になるらしく、「馬英九総統は陳前総統をどうするつもりだろう」「一連の疑惑についてどう思う?」といった質問をよくするという。また、馬総統が国民党主席選への出馬を表明したことについても興味津々のようだ。「馬総統と胡錦濤主席の会談はいつになる?」との質問も多いという。

ツアーガイドの趙(ジャオ)さんは、「中国のツアー客は、台湾メディアが様々な角度から報じていることに驚く」と語る。中国人観光客向けに、中正紀念堂(初代総統・蒋介石の顕彰施設)を回るツアーを企画する旅行会社もあるという。

今年3月末、台湾の有名な観光地・野柳地質公園の岩壁に、中国人観光客がナイフで刻んだとみられる跡が発見された。モラルが大きく問われたが、皮肉なことにこの落書き跡地が大人気スポットになっているという。(翻訳・編集/SN)

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