玩具工場で漢民族とウイグル族の乱闘=民族差別が背景か―広東省韶関市

Record China    2009年6月28日(日) 11時8分

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26日、広東省韶関市の玩具工場で漢民族とウイグル人の従業員による乱闘騒ぎが発生、118人が負傷(うち16人が重傷)、2人が死亡した。写真は事件を伝えるニュース番組。

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2009年6月26日午前2時ごろ(現地時間)、広東省韶関市の玩具工場で漢民族とウイグル人の従業員による乱闘騒ぎが発生、118人が負傷(うち16人が重傷)、2人が死亡した。27日、広州日報が伝えた。

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26日、韶関市共産党委員会は同事件に関する記者会見を開いた。舞台となった工場は外資系の大型工場で、従業員は1万人以上いたという。救急車が延べ48台も出動し負傷者を搬送する騒ぎとなった。

乱闘の原因についてはなお詳細は不明だが、「今年5月にウイグル人従業員約600人が採用されて以来、漢民族の女性従業員に対する暴行事件が相次いでいた」「漢民族の女性従業員がウイグル族の寮に入ったところ暴行を受けそうになった」などの噂が伝えられており、ウイグル族への差別が高まっていたことがうかがえる。

120人が病院で治療を受けたが、新疆出身者が81人、広東出身者が39人となっている。死亡した2人はいずれもウイグル人だった。汪洋(ワン・ヤン)省委員書記は26日午後に韶関市の病院を訪問、ウイグル族の負傷者を見舞った。汪書記は「現在、香港企業を中心とした東部地区の企業は積極的に西部地区の少数民族を従業員として受け入れようとしている。こうした事件でこの動きが停滞し民族の団結に影響するようなことがあってはならない」と訓示した。(翻訳・編集/KT)

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