2009年6月24日、ジャッキー・チェン(成龍)やサモ・ハン(洪金宝)、ユン・ピョウ(元彪)など名だたるアクションスターを輩出した京劇子役のエリート集団「七小福」が、彼らの出身校である中国戯劇学院設立50周年記念のイベントでひさびさに集結した。チャイナフォトプレスの25日付の報道。

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60年代当時、香港でも名門とされた京劇学校の中国戯劇学院。中でも特に優秀な門下生を選抜した「七小福」と呼ばれるアクション子役集団は、最盛期では70人超のメンバーを抱え、のちに国際派スターとなるジャッキー・チェン(成龍)やサモ・ハン(洪金宝)、ユン・ピョウ(元彪)をはじめ、現在もアクション指導などの分野で香港映画界の重鎮となった人材を多数輩出した。

このほどのイベントではかつての門下生20人が集結。現在、北京で最新作を撮影中のジャッキー・チェンも駆けつけ、幼時の苦しかった修業の日々を懐かしんだ。全寮制の学校で、体罰もいとわない厳しい指導を受けてきたジャッキーは、「以前、自分の息子が芸能界入りを希望したとき、(あんなつらい思いをさせたくないという気持ちがあって)反対したんだ。だけど、今はそうは思わない。今の子供は甘やかされすぎだ。少し体罰を加えればすぐに警察へ通報だなんて。昔の子供は打たれ強かった。厳しい日々だったけど、“決して諦めない”という精神を学んだよ。当時は幸福だったということだ」と、美しい思い出を振り返った。

また、七小福のリーダーだったサモ・ハンは当時、傍若無人な後輩いじめをしていたとジャッキーに暴露され、怒り心頭。冗談交じりにジャッキーとユン・ピョウに絡み、「こいつらはほんと聞かん坊だったんだ！」とぶちまけた。(翻訳・編集/愛玉)