<続報>不審死のホテル従業員、検死の結果「自殺」と発表―湖北省石首市

Record China    2009年6月26日(金) 8時53分

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25日、ホテル従業員の死因をめぐり、数万人の市民による大規模な暴動が発生した湖北省石首市で、同市政府の報道官は「検死の結果、自殺と断定された」と発表した。写真はDNA鑑定を行う監察医。

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2009年6月25日、ホテル従業員の死因をめぐり、数万人の市民による大規模な暴動が発生した湖北省石首市で、同市政府の報道官は「検死の結果、自殺と断定された」と発表した。発見された遺書も本人が書いたものに間違いないという。荊楚網が伝えた。

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事件の発端は17日、同市内のホテル・永隆大酒店の前で発見された男性の遺体。男性は同ホテルの従業員、[シ余]遠高(トゥー・ユエンガオ)さん(24)だった。遺書が発見されたことから、警察は飛び降り自殺と断定。だが、遺体の周りに血の跡がなかったことから、遺族が死因に不審を抱いた。殺された後に突き落とされた可能性が高いというのだ。

地元の情報によれば、トゥーさんは同ホテルの経営者が麻薬密売に関わっていることを知り、それをネタに給料を上げるよう要求していたとされる。だが、同ホテルの株主は同市の警察や裁判所トップの親族など権力と深い関わりのある顔ぶればかり。ホテル側は自殺と認めれば3万元(42万円)支払うと持ちかけたが、遺族はこれを拒否した。

19日、市民約1000人が遺体の移動を阻止しようとホテル前に集結。20日には銃を持った武装警官8000人と衝突する騒ぎに発展した。21日になるとホテル前に集結していた市民の姿は消えたが、22日には同ホテルでさらに2体の遺体が発見されたとの情報を得た市民数百人が、再び集まった。23日、同市政府は同ホテルで遺体が発見された事実はないと発表。トゥーさんの遺体は25日、火葬場に送られたという。(翻訳・編集/NN)

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