Record China 2009年6月24日(水) 7時9分
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22日、医師が問診にかける時間はわずか19秒だとの記事が報じられ、医師に対する批判的な見方が高まっている。写真は南京の病院。
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2009年6月22日、健康時報によると、医師の診察に関する大規模な調査の結果、医師が問診にかける時間は平均わずか19秒であることが分かった。19秒を超えるころになると、医師はおもむろにカルテを書き始め、やがて処方箋を出すという。
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この「問診19秒」というニュースが広東省広州市の夕刊紙「羊城晩報」に掲載されると、「単に機械が処方箋を出すのと同じだ」など、人々の間で大きな反響を呼んでいる。「数時間待っても診察はごく数分」という現状に加え、今回の報道で医師に対する批判的な見方が加熱している。
同省の大学病院の医師によると、実はこのデータは07年に入手した海外のデータなのだが、「中国には同種の統計データは存在しないものの、おそらく国内でも似たような状況のはずだ」と指摘している。
また、問診が19秒で済まされるとしても、医師は限られた時間の中で患者の病状の把握に努めており、たとえ長時間を費やしても、患者の主観的な言動が原因で診察がかえって不適切なものになる場合もあり得ると、医師は話している。
しかし、問診は医師と患者の信頼関係を築くコミュニケーションの場。ごく短い診察が終わると同時に機械的に「はい、次の方」では、患者が不満に思うのも当然だと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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