<新型インフル>“虚偽”申告で感染者に初の警告処分=発症前日に入国―北京市

Record China    2009年6月20日(土) 16時4分

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19日、北京市で確認された14例目の新型インフルエンザ感染者が、空港で健康申告カードを提出した際、ルームメートらに感染症状があったことを記載せず、88人と密接に接触したとして、警告処分を受けたことが明らかになった。写真は北京の病院の隔離病棟。

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2009年6月19日、北京市で確認された14例目の新型インフルエンザ感染者が、空港で健康申告カードを提出した際、ルームメートらに感染症状があったことを記載せず、88人と密接に接触したとして、警告処分を受けたことが明らかになった。新華社(電子版)が伝えた。

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北京市検験検疫部門から警告処分を受けたのは、米ペンシルベニア州の某大学に在籍する四川省南充市出身の中国人男性(24)。5月31日、ニューヨーク発CA982便で北京市に到着。入国審査の際、健康申告カードに事実を記載せず、市内のホテルに宿泊した。翌6月1日、喉の痛み、咳などの症状が現れたが、医療機関を受診することも、自主的に隔離観察することもなく、同日午後には友人らと会食。3日になって市内の発熱外来を受診、そのまま救急車で搬送され隔離治療を受けている。男性によれば、帰国前夜に訪ねたルームメートや大家に感染症状があったという。

警告処分は、「中華人民共和国国境衛生検疫法」などの規定に基づくもの。新型インフルエンザ感染者が市当局から処分を受けたのは、これが初めて。男性は帰国後4日間、外出を自粛することなく、何度もタクシーに乗るなど、88人と密接に接触。感染の拡散防止のため、公安・衛生・交通など関連部門は、追跡調査に多大な労力を費やしたという。(翻訳・編集/SN)

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