2009年6月16日、三洋電機（大阪府守口市、佐野精一郎社長）は自社のブランドである「三洋」についてこのほど、中国国家工商行政管理局商標局から「馳名商標（ちめいしょうひょう）」（分野：冷蔵庫、エアコン、電子レンジ）としての認定を受けたと発表した。08年3月には「SANYO」ブランドも電気製品・家庭用電器の分野で同様の認定を受けており、同社としては2件目となる。

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「馳名商標」は国家工商行政管理局商標局が企業からの申請に基づき、中国国内で高い認知度を有する商標として公式に認定するもの。認定されると商品やサービスなどの分類の枠を越え、他者の不正な商標登録や使用を排除することができる。その効力は社名やウェブサイトのドメインネームにもおよび、一般の登録商標より厚い保護を受けられる。

これまでに中国で認定されている「馳名商標」は1624件で、うち外国企業のブランドは98件。日本企業のブランドでは21件が認定を受けている。（翻訳・編集/東亜通信）