<兵馬俑>出土5分で色落ち、慎重発掘作業に「100年かけても終わらない…」―陝西省

Record China    2009年6月18日(木) 8時0分

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15日、陝西省の兵馬俑の1号坑で13日から約20年ぶりに発掘作業が再開され、人形、馬などをかたどった副葬品「俑(土人形)」が次々と発見されている。専門家チームは俑の色の保存に苦心しているという。

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2009年6月15日、世界遺産に登録され、「20世紀最大の発見」とも呼ばれる陝西省の兵馬俑の1号坑で13日から約20年ぶりに発掘作業が再開され、人形、馬などをかたどった副葬品「俑(土人形)」が次々と発見されている。専門家チームは俑の色の保存に苦心しているという。新京報が伝えた。

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20年余りも発掘が再開されなかったのは、俑の表面の顔料の色落ちを防ぐ技術に難があったためだ。これに見通しがつき、発掘作業再開となったものの、2000年以上経過しているだけに、すでに色が薄くなっている上、俑の表面の粘着力が失われ、出土してから5、6分もすると色が落ちてしまうことが判明した。

専門家らは霧吹きで水分を与えて土を緩ませ、竹べらなどで慎重に土を取り除き、ピンセットで挟んだ綿を使って表面を洗浄。更に顔料の固定剤を施して――、と気の遠くなるような工程を経ながら作業を進めている。そのため1体の俑が完全に発掘されるまでには8カ月から1年がかかるという。発掘されていない俑は6000体もあると推測されることから、「作業は100年かかってもまだ終わらないだろう」と話している。(翻訳・編集/東亜通信)

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