ダイヤ業界、中国が参入強める―印メディア

Record China    2009年6月17日(水) 7時59分

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15日、インドが優勢な世界のダイヤモンド市場に、中国が新たに参入しようとしていると、インドのビジネス紙が報じた。資料写真。

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2009年6月15日、インドが優勢な世界のダイヤモンド市場に、中国が新たに参入しようとしていると伝えられた。印紙「ビジネススタンダード」の報道を環球時報が報じた。資料写真。

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中国は90年代からダイヤの取引量が大幅な増加を続けており、現在はインドに次ぐ世界第2のダイヤ加工地となっている。中国政府の統計では03〜07年、国内におけるダイヤの年平均取引量は300カラットで、全国に約80社のダイヤ加工企業が存在している。中国は06年にダイヤの取引高を大幅に増やしたが、これは中国政府が未加工ダイヤの増値税を撤廃したことと、加工済みダイヤの課税率を17%から4%に引き下げたことによる。上海ダイヤ取引所の統計では、06年上半期のダイヤ製品輸入額は前年同期比194ポイントも増加し、1億4700万ドルに達している。

国際会計事務所KPMG社の予測によれば、2015年までに中国は世界全体のダイヤ加工市場におけるシェアを21.3%に伸ばすが、現在57%のインドは49%にシェアを減らすという。中国で1カラットのダイヤを加工するには17ドルかかるが、インドでは10ドル。コストの面では中国はインドに及ばないとみられているが、加工職人の技術や熟練度がインドを上回っていることから、コスト面での劣勢はカバーできると推測されているという。(翻訳・編集/岡田)

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