2009年6月11日、中国国家統計局は5月期の貿易統計を発表した。BBC放送中国語サイトが伝えた。

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輸出総額は前年同期比26．4％減の888億ドル（約8兆6600億円）、輸入総額は25．2％減の754億ドル（約7兆3600億円）となった。ただし前月比ではそれぞれ0．2％、4．4％の増加となった。貿易黒字は33％減の134億ドル（約1兆3100億円）。

また統計局が発表した1月から5月までの全国都市固定資産投資総額は5兆3500億元（約76兆3000億円）、前年同期比で32．9％増を記録した。1月から4月の成長率を2．4ポイント上回ったほか、前年同期比で7．3ポイント上昇している。1月から5月の全国新規開発工業プロジェクト総投資は5兆3300億元（約76兆円）、前年同期比で95．9％増、1月から4月までと比べ成長率は5．2ポイント上回った。新華社は、投資の急成長は政府の財政支出が効果を表したもので、国有企業が中心的な役割を果たしていると伝えた。

輸出入額の大幅な減少にもかかわらず、アナリストは先行きを楽観的にみている。ムーディーズ経済網のアナリストは、統計は数か月前の注文を反映したものとコメント。モルガンスタンレーのアナリストは、輸出はすでに底を打ったとコメントしている。メリルリンチのアナリストは、政府の財政支出は今後も加速するため、北京政府の目標である「8％成長堅持」は間違いなく達成されると話した。（翻訳・編集/KT）