数百人規模の中国人密入国事件を摘発、着いた途端に逮捕も―英国

Record China    2009年6月10日(水) 15時40分

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10日、英警察当局はこのほど、最大規模となる中国人の密入国事件を摘発した。写真は09年5月、深セン市で逮捕された密航者。

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2009年6月10日、英メディアによると、英警察当局はこのほど、最大規模となる中国人の密入国事件を摘発した。密入国しようとした中国人は数百人にのぼり、ブローカーに支払った斡旋手数料は1人につき2万1000ポンド(約334万円)だったという。中国新聞社が伝えた。

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ブローカーは当初、イギリスへは飛行機で向かうと密航者に説明していたが、斡旋手数料を支払うと状況は一転。陝西省出身のある男は、数人と一緒に15か月もの期間をかけ、船やトラックに隠れ、タイやアフリカを経由しヨーロッパへ入ったという。「話が違う」と、途中まで付き添っていたブローカーを問い詰めたが、「大人しくしていればすぐに着く」と凄まれ、引き下がらざるを得なかったと話す。アフリカではバスを乗り継いだ後、食料などが入ったリュックを背負い、10日ほど徒歩で移動。苦労の末、イギリスの港へ着いたところで、身柄を拘束されたのだという。

摘発されたブローカー組織は、トルコ人や中国人、イギリス人2人を含む6人。それぞれが役割分担をして効率的な密入国を図っていた。6人のうち、リーダー格の男は禁固10年の判決が確定しており、残る5人は判決を待っている状態だという。(翻訳・編集/岡田)

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