Record China 2009年6月10日(水) 13時56分
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10日、中国当局はこのほど、7月以降に国内で販売されるパソコン全製品に当局指定のフィルタリングソフトの搭載を義務化すると発表。義務化はインターネット情報の検閲などにつながる恐れがあり、メディアやネットユーザーの間で注目されている。資料写真。
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2009年6月10日、中国工業情報化部はこのほど、7月1日以降に中国国内で販売されるパソコン全製品に当局指定の「緑[土覇]花季護航」と呼ばれるフィルタリングソフトの搭載を義務化すると発表した。この義務化はインターネット情報の検閲などにつながる恐れがあり、メディアやネットユーザーの間で大きな注目を浴びている。中国新聞社が伝えた。
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中国政府は、同ソフトの搭載義務化は未成年者による「有害サイト」へのアクセス防止が目的としている。ソフトは工業情報化部を中心に106のサイトで無料ダウンロードが可能。09年5月末現在、すでに全国2万967の小中学校のパソコン261万8000台に搭載され、サイトでは計717万2500回のダウンロードが行われたという。政府担当者は「ダウンロードは個人の自由。個人情報の収集を行うことはない」と語る。
中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は9日の定例記者会見で、外国人記者からの質問に対し「子どもを有害サイトから守るのは非常に大切なこと。中国のインターネット環境は開放されている」と答えた。
この件に関し、「新京報」は「有害サイトへのアクセス制限は大切。しかし、強制的に国が行うというのはどうか」との評論を掲載。「中国青年報」の評論は「どの法律がソフトの搭載を強制化する権利を与えたのか」としている。今回のフィルタリングソフトはメディア、ネットユーザーを含め、大きな話題となっている。(翻訳・編集/小坂)
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