2009年6月9日、8日付広州日報によると、全国乗用車市場情報連合会はこのほど、中国の5月の乗用車販売台数が81万2178台となり、前年同月比54．7％増加したと発表した。前月比でも1．2％増えた。1〜5月の累計販売台数は前年同期比3割増の365万台となった。

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業界関係者によれば、商用車を合わせた中国の5月の新車販売は過去最多となった前月の115万台に迫る水準となる見通し。米調査会社オートデータが2日まとめた5月の米新車販売台数は前年同月比33．7％減の92万6130台となっており、中国は5カ月連続で米国を抜く公算が大きい。この勢いが続けば通年でも米国を抜き、世界最大の自動車消費国となる可能性が出てきた。

5月の乗用車販売をメーカ−別にみると、上海フォルクスワーゲン（VW）が5万9754台とトップを維持。前月の6万425台をやや下回ったものの、前年同月比50％以上増えて単月の過去最多を更新した。以下、一汽VWが5万6752台、上海ゼネラル・モーターズ（GM）が5万6011台、北京現代が5万487台、東風日産が4万596台と続き、上位5社の順位は不動だった。

車種別では、北京現代の小型セダン「エラントラ悦動」が2万3869台を売り上げて初のトップとなった。同車種は韓国・現代自が生産する「アバンテ」の初の中国現地型モデル。従来からのモデルである「エラントラ」の販売も5位につけており、エラントラシリーズだけで北京現代の販売台数の8割を占める4万台を販売した。2位は上海GMの「ビュイック・エクセル」（2万3100台）、3位はBYD汽車の「F3」（2万618台）だった。（翻訳・編集/東亜通信）