最大規模の楚国の墓を発掘調査、貴重な竹簡見つかる―湖北省武漢市

Record China    2009年6月8日(月) 14時15分

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5日、湖北省武漢市で先日発掘された墓の棺を開けて内部調査が行われた。

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2009年6月5日、湖北省武漢市で先日発掘された墓の棺を開けて内部調査が行われた。新華網が伝えた。

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発掘された墓は春秋戦国時代(紀元前770年−紀元前221年)の楚国(?−紀元前223年)の墓と見られ、武漢市で発掘された楚国の墓としては最大面積となる。墓の穴は、1つは長さ6.4m、幅4m、もう1つは長さ7.2m、幅5.5m。棺の中からは竹簡や陶器、漆器などが発見された。

専門家によると、竹簡の一部に王家の君主が亡くなった時にのみ使われる「特牛祭礼」という文字が記されていることや、墓の規模や特徴などから、墓主は王家の子孫である可能性が高く、2つの墓の並び方から、夫妻である可能性があるという。墓室は3層に分かれており、一番内側の内棺については後日調査を行うという。

墓が出土した場所は武漢市江夏区の山坡郷にある鉄道線路区域内。過去に盛り土をして道路を建設したが、車両の通行により路面が陥没し、今年4月28日に補修工事をしていたところ、柱の形をした木の塊が現れ、現地の文化財管理部門に連絡したという。(翻訳・編集/中原)

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