安い中国産野菜の輸入、再び活発に=中国側の管理強化も奏功―日本

Record China    2009年6月6日(土) 12時56分

拡大

5日、農林水産省がこのほど発表した輸入検査実績(速報値)によると、中国産野菜の輸入が今年3月、06年8月以来2年7か月ぶりに増加に転じたことが明らかになった。写真は日本輸出用の生姜を生産する山東省日照市の食品会社。

(1 / 8 枚)

2009年6月5日、農林水産省がこのほど発表した輸入検査実績(速報値)によると、中国産野菜の輸入が今年3月、06年8月以来2年7か月ぶりに前年同月比で増加に転じたことが明らかになった。日本の華字紙・中文導報が伝えた。

その他の写真

同省の発表によると、中国産野菜の3月の輸入検査実績は前年同期比10%増の2万7867トン、4月は同5%増の3万910トンと2か月連続で増加した。

中国産野菜の輸入は、厚生労働省が食品に対する農薬の残留基準を定めた「ポジティブリスト制」を06年5月に導入して以来、減少が続いていた。特に08年1月に発生した「毒ギョーザ事件」以降は落ち込みが顕著になり、同年2月の中国産野菜の輸入実績は前年同期比33.0%減、穀物類は同39.4%減、肉・魚介類は同30%減と大きく減少した。

しかし、ここに来て増加に転じた理由として、1)経済危機の影響で企業だけでなく消費者にも安価な商品へのニーズが高まっている、2)中国側の食品に対する農薬管理やトレーサビリティー(生産流通履歴の追跡可能性)が強化された、3)中国野菜に対する負のイメージが和らいだ、などが挙げられている。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携