Record China 2009年6月4日(木) 21時2分
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2日、熱帯地方や熱帯雨林地帯では乱開発や汚染による環境破壊によって毎分25ha(サッカー場50個分に相当)の割合で熱帯雨林が消失しているという。写真は中国海南省。
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2009年6月2日、網易探索によると、熱帯地方や熱帯雨林地帯では乱開発や汚染による環境破壊によって毎分25ha(サッカー場50個分に相当)の割合で熱帯雨林が消失しており、地球温暖化の影響とともに当該地域の多様な生物種を絶滅の危機にさらしているという。
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記事によると、季節の変化がある地方にすむ動物は、温度変化に対してそれなりの適応力を備えているが、熱帯地方ではその必要が少ないため、熱帯地方にすむ動物は温度変化に対する適応力が非常に低い。そのため、気温がある程度以上上昇すると現在の居住地区よりも高い場所へ移動せざるを得ない。しかし、多くの動物は高い地区へ移動できず、また移動することによって生活の場である熱帯雨林が無くなるため、絶滅する確率が非常に高いと紹介している。
オーストラリア・クイーンズランド州のジェームズクック大学のある教授は「クイーンズランドの熱帯雨林地帯にすむ鳥やカエル、哺乳動物の多くは平均温度が2℃上がると絶滅の危険が非常に高まる。これは今世紀中に容易に達する上昇幅だ」と警告する。また、米シアトルのワシントン大学の生物学教授も「熱帯地方の低地にすむ動物が耐えられる温度はほぼ限界に近づいており、非常に危険な状態だ」と指摘している。
記事では、地球温暖化の犠牲者のシンボルとして北極熊が話題になることが多いが、熱帯地帯に住む絶滅の危機に瀕している動物は北極の1000倍も存在しており、早急な対策を打つ必要がある、と締めくくっている。(翻訳・編集/HA)
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