<北朝鮮>中韓の緊張高まる、黄海などの一部を航行禁止に―中国紙

Record China    2009年6月1日(月) 23時28分

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1日、韓国の高官は、北朝鮮が中国と朝鮮半島の間にある黄海などの一部を6月と7月の2か月間航行禁止としたことを明らかにした。写真は中朝国境の川・鴨緑江に停泊する北朝鮮の漁船と商船。

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2009年6月1日、韓国の高官は、北朝鮮が中国と朝鮮半島の間にある黄海や西韓湾の一部を6月と7月の2か月間航行禁止にすると宣言したことを明らかにした。これにより中韓の緊張がさらに高まるとみられている。環球時報が伝えた。

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黄海付近は北朝鮮と韓国の境界線をめぐる揉め事が絶えない地域で、これまでにも何度か衝突を繰り返してきた。両国の黄海上の境界線に関しては、1953年に国連軍側が臨時の境界線「北方限界線(NLL)」を設定。以後、これが事実上の境界線となり、韓国は北方限界線の南側海域を管理してきた。しかし、1999年に漁業問題をめぐって武力衝突が発生し、死者を出すまでに至り、これをきっかけに北朝鮮が北方限界線の南側に独自に「海上軍事境界線」を設定するなど、一時緊張が高まったこともあった。

北朝鮮による今回の「航行禁止宣言」は、同国が5月25日の核実験強行後もミサイルを発射するなどの挑発行為を続ける状況下で、韓国側に更なる緊張を与えている。韓国のある高官は「北朝鮮は過去にも黄海の一部区域を航行禁止にしたことはあるが、2か月もの長期に及ぶ禁止は異例だ」と語り、警戒を強めている。(翻訳・編集/HA)

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