<続報>ネット接続障害はハッカーの仕業だった!露呈した脆弱性―中国

Record China    2009年5月28日(木) 20時18分

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26日、21世紀経済報道は、先日発生したインターネットの接続障害がハッカーによる攻撃の影響であったと報じた。写真は北京市のネットカフェに設置されたカメラ。利用者の写真撮影、身分証のスキャンが義務づけられている。

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2009年5月26日、21世紀経済報道は、先日発生したインターネットの接続障害が当初報じられていた音楽動画再生プレーヤーの問題だけではなく、ハッカーの攻撃の影響であったと報じた。

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19日午後9時過ぎ(現地時間)、中国各地のネットで接続障害が発生、インターネットの速度が極度に低下、または使用できなくなる状態となった。プロバイダーは当初、音楽動画再生プレーヤー「暴風影音」がアップグレードされた後、広告表示のために過剰なアクセスを発生させたことが問題だったとの見方を示した。

しかしその後、「暴風影音」を制作する暴風社と北京市公安局情報ネットワーク安全通報サービスサイトが協力して実施した調査によると、障害はハッカーの攻撃が主因であったことが明らかになったという。インターネットの接続には「www.recordchina.co.jp」のようなドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバーが必要だが、19日には中国の同サーバー「DNSpod」がハッカーに攻撃されていた。これに「暴風影音」によるアクセス増が加わりサーバーがダウン、管理している30万サイトに障害が発生した。専門家によると、DNSサーバー攻撃はユーザーを偽装された別サイトに誘導するフィッシング詐欺に利用される可能性があるという。

DNSサーバーの運営は比較的容易なため、中国国内には1万近いサーバーが存在する。しかし十分なセキュリティを確保していないサーバーも少なくない。19日の障害は比較的短時間で収まったものの、それは単にハッカーが攻撃を控えているためとのこと。今回の接続障害は中国インターネットの脆弱性を露わにするものとなった。(翻訳・編集/KT)

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