<金融道>これが中国式?!探偵雇い、外国人バイヤーを24時間追跡―広東省東莞市

Record China    2009年5月27日(水) 23時6分

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2009年5月25日、広東省東莞市で債務取り立てに追われた外国人ビジネスマンが自らを傷つけ血まみれになる事件が起きた。外国人ビジネスマンは監視のため派遣された探偵に四六時中監視され、自由を奪われたと主張している。写真はその外国人ビジネスマンと探偵。

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2009年5月25日、広東省東莞市で債務取り立てに追われた外国人ビジネスマンが自らを傷つけ血まみれになる事件が起きた。26日、南方都市報が伝えた。

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事件を起こしたのは米国人のポールさん。浙江省温州市の企業から輸出用の靴を仕入れたが、代金120万元(約1670万円)あまりが支払い不能となった。問題は裁判に持ち込まれることになったが、企業はポールさんが逃亡することを恐れ、探偵を雇い24時間態勢で監視している。

同じホテルに泊まっているばかりか、ポールさんがタクシーに乗り込もうとしたところ、同じ車に乗り込もうとするほどだったという。その場は警官の取りなしで事なきを得たものの、ポールさんが乗ったタクシーを車で追跡した。探偵はタクシー運転手から携帯番号を聞き出し、また追跡できる程度の速度で走れと命じていた。事件が起きたのはその時だった。タクシー運転手の証言によると、追跡にいらだったポールさんはナイフとフォークを取り出し自分の腕を傷つけたという。

ポールさんは探偵の監視は自由を制限するものと批判、発狂しそうだったと話した。また靴を購入したのは台湾人の前妻であり、ポールさん自身はマネージャーに過ぎなかったと責任を否定している。広東賦誠律師事務所の張元竜(ジャン・ユエンロン)弁護士は、たんなる監視だけならば自由の制限にはあたらず、また債務関係がある以上、裁判所に連れて行くことも自由の制限にはあたらないと指摘した。一般的に自由の制限と見なされるのは24時間以上の違法な監禁か、または暴力をふるって監禁した場合だけと話している。(翻訳・編集/KT)

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