<中華経済>中国石油大手がシンガポール同業に出資で権益拡大、全面買収提案も

Record China    2009年5月26日(火) 7時12分

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24日、石油大手の中国石油天然気集団(CNPC)傘下の企業である中国石油天然気股フェン有限公司(ペトロチャイナ)は、シンガポールの同業、シンガポール・ペトロリアム(SPC)の発行済み株式の45.51%に当たる2.345億株を取得すると発表した。

2009年5月25日、石油大手の中国石油天然気集団(CNPC)傘下の企業である中国石油天然気股フェン有限公司(ペトロチャイナ)は24日、シンガポールの同業、シンガポール・ペトロリアム(SPC)の発行済み株式の45.51%に当たる2.345億株を取得すると発表した。24日付新華社が伝えた。

ペトロチャイナはSPCの既存株主であるケッペル・オイル・アンド・ガス・サービシズから、SPC株を1株6.25シンガポールドル、総額約14.7億シンガポールドル(約960億円)で取得する。株式を取得後、残り全株式を取得する全面買収を提案する可能性もある。

SPCは原油・ガス探査、石油精製などを手掛けており、精製事業では、シンガポールの三大製油所の一つ、シンガポール・リファイニングに50%を出資。探査では中国、インドネシア、カンボジアなどで資源の探査権を持つ。2008年12月末現在の総資産は約2230億円だった。ペトロチャイナは同社への出資を通じて、アジアでの権益拡大を狙う。(翻訳・編集/WT)

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