「世界の工場」の地位めぐる熾烈な戦い!勝者はインドか中国か―中国紙

Record China    2009年5月26日(火) 8時54分

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24日、「世界の工場」中国の地位がインドに脅かされている。労働コストと人民元レートの上昇などにより、中国は、メキシコ、インドに続く第3の低コスト国の地位に甘んじている。写真は深センの電子製品製造工場。

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2009年5月24日、「新京報」によると、「世界の工場」中国の地位がインドに脅かされている。労働コストと人民元レートの上昇などにより、中国はメキシコ、インドに続く第3の低コスト製造国の地位に甘んじている。

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同紙によると、米ビジネス・コンサルティング大手・アリックスパートナーズが先週発表した各国製造・下請コスト比較に関する報告書が、海外メディアの注目を集めているという。インド紙「エコノミック・タイムズ」は20日、「中国の労働集約型製造業は、かつては30%のコスト節約を約束していたが、それも過去のこと」としながら、低コスト競争においてインドは既に中国に勝利した、と伝えた。他のインド紙も、インドルピー安・ドル高がインド有利の大きな要因だと見る。

米誌「ビジネスウィーク」は早くから、人民元レートと労働コストの上昇によって、「中国製」が価格競争で「メキシコ製」「インド製」に敗れる日が来ると報じてきた。同誌によると、05年以来、メキシコ・ペソは米ドルに対して20%下がったが、人民元は11%上昇。中国の製造コストは05年にはメキシコ製より5%低かったが、今は20%も高い。

しかし、中国製の優位が完全に失われたわけではない、と同紙は分析する。玩具、衣類、靴などではなお低労働コストを保っており、電子機器、コンピュータなどの分野でも、中国は王者として君臨している。(翻訳・編集/津野尾)

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