香港ドルは20年以内に消滅する=北京大ビジネススクールの学長が予測―中国

Record China    2009年5月25日(月) 19時58分

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23日、北京大学光華管理学院EMBA(高級管理職向けMBA)の開設10周年を記念して行われたフォーラムで、同学院の張維迎学長は「香港ドルは20年以内に消滅する」とする見解を発表した。写真は香港ドル。

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2009年5月23日、香港紙・文匯報によると、北京大学光華管理学院EMBA(高級管理職向けMBA)の開設10周年を記念して行われたフォーラムで、同学院の張維迎(ジャン・ウェイイン)学長は「香港ドルは20年以内に消滅する」とする見解を発表した。24日付で中国新聞網が伝えた。

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張学長は香港で開かれたフォーラムで「上海は将来、中国経済の牽引車になる。上海が中国のニューヨークになるとすれば、香港は中国のシカゴになる」と指摘。中国は今後20年〜30年以内に世界最大の経済体となり、人民元も重要な貨幣となる一方、香港ドルは人民元に融合される形で20年以内に消滅する、と述べた。

同学長によれば、香港に蓄積された富は中国経済に通じる道の途中に設けられた料金所のようなもの。そのため、予想通り中国が20年〜30年以内に世界最大の経済体になれば、香港の前途も明るいとする見解を示した。

だが一方で、上海の台頭も香港にとって重要な事実だと指摘。上海が香港に取って代わることは出来ないが、香港にいても中国経済の発展を根本から理解することは出来ない。それが上海なら可能であり、上海が中国経済の発展に果たす役割もまた、香港には真似できないと分析した。(翻訳・編集/NN)

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