2009年5月21日、中国政府公式ウェブサイトは20日付で、「流動人口に対する計画生育業務条例」を10月1日から施行することを明らかにした。条例に基づき、全国に約1億5000万人存在する流動人口層に対して避妊具の無料配布などを実施し、「一人っ子政策」の推進を図る方針である。新華社通信（電子版）が伝えた。

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条例では、流動人口層は「避妊教育や関連法規普及活動への無料参加」「避妊具の無料配布」「休暇などに対する優遇」「その他の優遇措置」などを、居住地区の各政府が定める規定に従い享受できると定めている。

中国の流動人口のうち約70％が結婚・出産適齢期に属していると推定されている。一方、「一人っ子政策」の規定を超過して生まれた子供の約60％が流動人口層の子女だとのデータもあり、流動人口層に対して「一人っ子政策」をいかに推進するかが人口抑制のカギと見られていた。（翻訳・編集/HA）