音楽動画再生ソフトのバグで各地のネットに障害=安全性確保の難しさ浮き彫り―中国

Record China    2009年5月21日(木) 20時33分

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2009年5月19日、中国各地でインターネットの障害が発生した。この異常事態にプロバイダーにはネットユーザーの問い合わせが殺到する騒ぎとなった。資料写真。

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2009年5月19日、中国各地でインターネットの障害が発生した。この異常事態にプロバイダーにはネットユーザーの問い合わせが殺到する騒ぎとなった。20日、中国新聞網が伝えた。

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今回の障害はほぼ中国全域に及ぶもの。インターネットの速度が低下、または完全に通じなく状態に陥った。プロバイダー・中国電信の発表によると、障害の原因となったのはソフトウェア・音楽動画再生プレイヤー「暴風影音」。同ソフト関連サーバのDNS解析設定に問題があり、DNSサーバに過剰なアクセスが集中したため、全国的なネット障害につながったという。障害は中国電信以外のプロバイダーでも同様に発生していたもようだ。

問題は19日午後9時過ぎに発生、10時40分ごろまで続いた。2006年、台湾地震により発生したネット障害を思い出させる騒ぎとなったが、たった1種類のソフトウェアが引き起こした事態だけに業界関係者、ネットユーザーに驚きを与えている。インターネットの安全性確保の難しさにあらためて警鐘を鳴らす事件となった。

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