ミサイル発射問題で中朝関係に変化、国交60周年もお祝いムードなし―北朝鮮

Record China    2009年5月19日(火) 16時22分

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18日、国交樹立60周年を迎えた中国と北朝鮮だが、北朝鮮が中国の忠告を無視して長距離ミサイル発射を強行したことをきっかけに、両国の間に重苦しい空気が漂っている。写真は北朝鮮の列車内。

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2009年5月18日、国交樹立60周年を迎えた中国と北朝鮮だが、祝賀ムードは一切なく、重苦しい空気が漂っている。北朝鮮が中国の忠告を無視して長距離弾道ミサイルを発射してから1か月。中朝貿易の大動脈と言われる遼寧省丹東市では、両国民の間に以前のような笑顔は消えていた。鳳凰論壇が伝えた。

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小型の観光船に乗って対岸の北朝鮮・新義州市を望むことができる鴨緑江クルーズ。人気の観光名所として賑わっていたが、今はひっそりとしている。中国側が観光船を対岸に近付けることを禁止したためだ。現地ガイドは「以前は笑顔を向けてくれた北朝鮮市民が、今では遠くからでも怒鳴ってくる」と話した。

08年の中朝貿易額は27億ドル(約2600億円)。うち3分の2は丹東経由によるものだ。だが、ミサイル発射問題がもたらす情勢の変化により、北朝鮮側の態度も急変する。また、道路と鉄道が通る中朝国境の橋・中朝友誼橋はどちらも単線のため、中国側が橋の新設を求め設計まで終わっているが、北朝鮮側の同意はいまだ得られていないという。

北朝鮮のミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明を中国が受け入れたことは、北朝鮮にとって予想外の厳しい態度だった。中国と北朝鮮は今年、国交樹立60周年を迎えるが、記念行事などが行われる予定は今のところ伝えられていない。(翻訳・編集/NN)

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