Record China 2009年5月22日(金) 8時16分
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16日、著作権マネジメントで著名な姜漢忠氏が、自転車事情を例に、中国政府の成長理念に関するブログを掲載した。写真は北京・天安門。
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2009年5月16日、著作権マネジメントで著名な姜漢忠(ジアン・ハンジョン)氏が、自転車事情を例に、中国政府の成長理念に関するブログを掲載した。
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姜氏は、中国でもユーロ4やユーロ5といった排ガス規制が適用され、ナンバーによる交通規制も敷かれているが、環境負荷はすでにギリギリのところに達していると指摘。北京では毎日1000台近い自動車が新たに増えており、交通事情は悪化、自転車に乗る人は日々危険な目に遭い、排ガスを吸い続ける状況となっている。
環境負荷を軽減するため、各国で自転車に乗ることが奨励されるようになっているが、注目すべきは韓国政府の対応だと姜氏は指摘する。韓国政府は2050年までにCO2排出量を半減させることを目標とした政策を発表し、その1つとして国内自転車産業の育成を打ち出した。
韓国政府はソウル市内の一定条件を満たす道路に自転車専用道路と歩道を設け、地下鉄にも自転車専用車両を設けるという政策を打ち出している。1000万人都市のソウルでこの政策を実施するのは容易ではなく、きわめて大胆で有意義なものだと姜氏は言う。しかし、中国では逆に、自転車専用道路が取り壊され、自転車の通行が制限されるような状況にあり、自動車の方が優先されていると指摘している。
姜氏は「自転車は1つの縮図に過ぎず、ここには政府の成長理念が反映されている」とし、中国も発言権を持つ一部の人たちの意見ばかりでなく、多くの市民の利益や反応を考慮するべきだと指摘。他国の経験や教訓を生かしつつ、経済利益を最優先し、環境保護など後生の人たちのためにすべきことにも政府はもっと目を向けるべきだと締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)
●姜漢忠(ジアン・ハンジョン)
中国の出版社で翻訳・校正を務める。著作権マネジメントでも著名で、数多くの中国紙でコラム欄を持つ。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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