2009年5月12日、環球時報によると、ロイター通信は11日、オーストラリアやアフリカ、南米などで中国が資源を獲得していることが注目されているが、中国と中東の関係は市場やメディアから見過ごされがちだと報じた。

【その他の写真】

ロイヤルバンク・オブ・スコットランドの香港在勤エコノミスト、ベン・シンフェンドーファー氏は「新たなシルクロード：アラブがどのようにして西側諸国を離れ、中国を再発見するのか」という論文で、中国とアラブという過去に世界をリードした2つの文明が再び台頭する可能性を指摘している。

中国と中東の関係は日に日に深まっている。中国の経済モデルはアラブ諸国にとって魅力があり、また中国とアフリカを結ぶ貿易ルートにより、多くの中国製品が中東に流れ込んでいる。この“シルクロード”の中継地点となるシリアでは、安価な自動車から生活用品まで、数多くの中国製品が販売されているという。（翻訳・編集/岡田）