2009年5月2日、中国経済網によると、中国の08年度の電子商取引の市場規模が1281億8000万元（約1兆8700億円）と急成長していることがわかった。

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電子商取引最大手「阿里巴巴（アリババ）集団」の梁暁春（リアン・シャオチュン）副総裁によれば、現在中国のネット人口は3億人近くに上り、ネット販売のユーザー登録数は08年度で1億2000万人にのぼった。従来の小売業が20年かけて築き上げた規模をわずか5年で達成したことになり、目覚しい発展速度をみせている。また、小売業全体の売上高に占めるネット販売の割合が、米国では4％、韓国では10％近いことから、依然1％前後に過ぎない中国での電子商取引は、まだまだ発展の余地が大いにあり、ネット販売の規模も更に拡大するだろうと見られている。

しかし一方で専門家は、資金支援や産業発展策、公正な税負担や登記などの新モデルを政府が積極的に構築し、ネット詐欺の防止や安全で堅牢な認証システムの完備など電子商取引の法制度を強化する必要性を呼びかけている。(翻訳・編集/中原）