Record China 2009年5月3日(日) 11時8分
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4月30日、中国の携帯電話市場では、iPhoneやノキア、モトローラ、サムスンなどの有名メーカーのニセモノが20%を占め、さらに海外にも輸出されるほど大量に生産されているという。写真はiPhoneに酷似している中国のパクリ携帯「M8」。
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2009年4月30日、環球時報によると、27日付のニューヨーク・タイムズは「コピー携帯電話が横行する中国」と題した記事を掲載した。
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家電製品が多く集まる広東省深セン市の大型商店街では、iPhoneならぬHiPhoneを手にした店員が「本物と性能は少しも変わりませんよ」と客に説明。他の店でもノキアやモトローラ、サムスンなどの有名ブランドのコピー商品が堂々と店先に並んでいる。携帯電話の部品メーカーの販売責任者によると、部品の調達難や技術上の問題から、コピー携帯電話は5年前には存在していなかったという。だが今では従業員数十人足らずの零細企業でも、ニセブランドの携帯電話を生産することができるようになったという。しかもその販売価格はわずか20ドルという安さだ。
市場リサーチ会社のガートナーは、世界最大の携帯電話市場である中国で、コピー製品の販売台数は全体の20%以上を占めると発表。「中国製パクリ携帯電話」はロシアやインド、中東、欧州、米国へも違法に輸出されているという。
リサーチ会社IDCの市場アナリストは「コピー携帯電話が中国市場を凄まじい勢いで席巻している」と指摘した。このままでは正規品の携帯電話の販売台数が激減するだけでなく、安全検査を受けていない粗悪な携帯電話が市場にあふれる可能性が高いという。(翻訳・編集/本郷)
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