2009年4月30日付の重慶晩報によると、11年間にわたって開通が待たれていた「朝天門長江大橋」が重慶市で29日、正式に開通した。開通セレモニーには政府要人や市の各責任者のほか、多くの建設関係者が列席した。

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朝天門長江大橋は1988年から建設が計画されていたが、予算などの関係から起工が遅れ、正式に建設が始まったのは2004年12月末から。総予算は約32億元（約458億円）にのぼる。全長は4．881kmで、メインとなる橋は長さ932m。橋脚間の最大距離は552mで、世界最長のアーチ橋となる。

朝天門長江大橋は重慶市江北区五里店ジャンクションと、重慶市と貴州省を結ぶ高速公路のジャンクションを結び、重慶市と各都市を結ぶ交通の大動脈として期待されている。これまで片道1〜2時間かかっていた区間が往復わずか10分にまで縮まるという。（翻訳・編集/岡田）