オンライン店のリアル店舗「網絡実体店」が人気急凋落!倒産宣言へ―江蘇省南京市

Record China    2009年4月25日(土) 7時53分

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21日、オンラインモールが実店舗を展開する「網絡実体店」が、短いブームを経て下り坂の一途をたどっていると伝えられた。江蘇省南京市の実店舗モール・西祠街区も経営失敗を宣言、従業員らが「私が間違ってました」とする横断幕を掲げて訪れた市民らにわびた。

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2009年4月21日、ネット上で人気のオンラインモールが実店舗を展開する「網絡実体店」が、短いブームを経て下り坂の一途をたどっていると伝えられた。江蘇省南京市で、開業当初は大きな注目を浴びた実店舗モール・西祠街区も経営失敗を宣言、従業員らが「我錯了(私が間違ってました)」とする横断幕を掲げて訪れた市民らに詫びた。揚子晩報の報道。

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オンラインショッピングは、国土が広く交通インフラも発展途上の中国ではまたたく間に人気を博した。しかし、取引件数の爆発的増加に伴い、ネット上取引の信用性や安全性を不安視する声も多く聞かれた。そこで登場したのが「網絡実体店」という業態。もともとオンライン上にのみ出店していた企業が実店舗を構えることで、消費者の信用獲得を目指した。その先駆けは、オンラインモールとしては国内最大手のタオバオワン(淘宝網)。07年、上海に店舗面積1万2000平米の大型店舗を出店し、各大都市でこれに追随する店舗が登場。南京市の西祠街区もそのひとつだった。

西祠街区は現在テナント数87軒、開業当初は入居を目指す店舗経営者が徹夜で行列するなどの人気を博した。税務、労務などの総務関連は西祠街区が一括管理し、各店舗は販売のみに専念できるシステムを構築するなど革新的な業態だったが、次第に消費者の心は離れた。その理由は、オンライン店舗よりも価格が高く、品数が少なく、粗悪品も多いという3点。もはや一般店舗となんら差別化もなく、実店舗の意義そのものが消滅したというわけだ。(翻訳・編集/愛玉)

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