Record China 2009年4月22日(水) 19時20分
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20日、中国の小学生から高校生までの子供たちの9割が睡眠不足の生活を送っていることが調査で明らかになった。過酷な受験戦争に「疲れた」「眠たい」と訴える子供たちが増えている。写真は体操する成都市の小学生。
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2009年4月20日、中国の子供たちは疲れ果てている。教育雑誌「課堂内外」には勉強に疲れた子供たちからの手紙が届くという。重慶晩報が伝えた。
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「私はとても疲れました。何もかもがイヤです。すごく泣きたいのに、泣くこともできません」
―彼らはどうしてこれほどまでに疲れているのか?
「日曜の朝早く、母が私を起こします。『もう少し眠らせて。1週間疲れた』と言うと、母は『今何時だと思ってるの?早く起きて勉強しなさい!このままじゃ大学どころか高校にも行けないでしょ!』と怒鳴るのです」
―子供たちが疲れている原因、それは過酷な「受験戦争」だ。
同誌が今年実施した「青少年成長調査」で中国国内の数万人の学生から回答を得た。その結果、小学生から高校生までの子供たちの90%が教育部の定めた睡眠時間を下回り、寝不足の毎日を送っていることが判明した。子供たちは将来大学に進学するために、小学生の頃から必死で勉強をしている。今の子供たちは「ニワトリより早く起きて、犬より遅く寝る。そして牛より多く働く(勉強するの意)」というブラックジョークそのままの生活を送っているという。
問題なのは、親が子供たちを精神的にも肉体的にも追い詰めていることだ。多くの子供たちは両親と本音で語り合うことをすでに放棄している。これはとても恐ろしいことではないか?こうした状況を打破するためには、「受験勉強」重視の教育体制を根本的に見直すことが必要とみられる。(翻訳・編集/本郷)
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